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【漫画】手塚治虫文化賞!世間が『夜廻り猫』にハマる魅力とは?

『夜廻り猫』は動物好きなら必ずハマる!

こんにちは!

プロフィールにも書いてあるのですが、私は漫画『夜廻り猫』の大ファンなのです。動物好きだけではなく世間では既に有名な漫画ですが、今回は私の『夜廻り猫愛』を書かせてください。

夜廻り猫とはどんな漫画なのか

「泣く子はいねが〜?」と夜廻りをしているパッと見たら人相(猫相?)が怖い猫の遠藤平蔵さんが主人公で、涙の匂いがするとそっと寄り添ってくれるのです。

そして「おまいさんは頑張っておる」と励ましてくれたり、手をそっと握っていてくれたり、一緒にご飯を食べたり・・・決して何かをしてくれる訳ではないかもしれないけど、それぞれが抱えた悩みや悲しみや辛さを分かってくれる・・・。

初めは一人で夜廻りをしていた平蔵さんは、途中姑獲鳥(コカクチョウ)に襲われている生まれたばかりの子猫を助けます。その子は重郎と名前をもらい、一緒に夜廻りをすることになるのですが、平蔵さんの父性愛にも心を打たれるのです。

仲間もいるし、平蔵さんをぜひうちの飼い猫にと言ってくれる人もいる中、平蔵さんは夜廻りを止めず、人間・動物関係なく平蔵さんはそっと寄り添い見守ってくれるのです。

作者は深谷かほる先生です。

代表作は『夜廻り猫』の他に『エデンの東北』『ハガネの女』『カンナさーん!』などがあります。

2015年10月よりTwitterで連載を開始してくださいました。実は入院中だった息子さんのために描かれたそうですが毎夜1話ずつ更新されていたのが、あっという間に広がり大人気漫画に!

そして【第21回(2017年)手塚治虫文化賞】(朝日新聞社主催)の短編賞を受賞したんです!本当におめでとうございます!

私は糸井重里さんのTwitterで『夜廻り猫』の存在を知りました。確か35話目辺りだったと思います。巡り会わせてくださってありがとうございます!!

現在(2018年10月)は4巻まで出ています。

『夜廻り猫』1巻の私のオススメ!見どころは。

平蔵さん登場の第1話は先生が息子さんの為だけに短時間で描いたであろう貴重なページです。

今の夜廻り猫でも分かりますが画力が物凄くある漫画家さんなので、第1話目を描かれた時はまさかここまで有名になるとは思わず、身内にだけ見せるつもりで・・・という感じだったのでしょう。登場しているお兄さんが単純な線でとてもかわいい。だからとても貴重なページ。

わがままモネちゃんも初めの方から登場しています。このモネちゃんは飼い主のご夫婦にわがままばかり言う猫の男の子。でもこのわがままってお父さんとお母さんを愛するが故のモネちゃんの優しさ・・・。これを知った時は愛情の深さに感動しました。

家族に飼い猫を捨ててこいと言われた奥さんが猫と家族の板挟みになって悩んだ挙句、家族を捨てて猫と出て行ったり、両親と血の繋がりのない女性が結婚式での挨拶の言葉を、言われた両親だけではなく私まで涙・・・。様々な人間模様で感動させてくれるのです。

そして人間だけではありません。平蔵さんを家族として迎えたいと言ってくれた永沢家に自分の代わりに雨の中捨てられて病んでいた猫を託します。その子はラミーちゃんと名付けられ、先住犬のラピちゃんの妹分としての生活が始まりました。

そして私のお気に入りの宙さん先生のコンビ。ご隠居されている『先生』は猫の『宙さん』を相棒と認めています。対等な仲なのです。とても心地よい関係・・・。庭に猫のような・・・がいても「まあ、よかろう」と言ってみせる先生の懐の深さ。

一巻から心を完全に鷲掴みされたので、まだの方はぜひにとも!

『夜廻り猫』2巻の私のオススメ!見どころは。

さて、一巻ですっかり『夜廻り猫』の世界観に魅了されましたが、2巻でもさらに新たな仲間の登場です!

まずは一巻から登場している平蔵さんの仲間「ニイ」の男前度が物凄くわかるのです。平蔵さんには負けないほど重郎を大切にしている姿に惚れてしまう。かっこいい!!

集会猫君がお金持ちの家のシャム猫メロディちゃんに恋されて名前までつけて貰います。その名前を考えるときに色々と悩み相談に乗ってくれたのがメロディちゃんのお姉ちゃま!このお姉ちゃまがすごくいいキャラクターです。辛辣なんだけど優しさがこもっていて、見た目も毒舌さもマツコさんみたいです。

永沢家のラミーちゃんの成長ぶりも、宙さんと先生との心地のいい関係など1巻からの仲間も出てきてくれて微笑ましい中、今となっては大人気キャラとなった『ワカル』の登場です!

『ワカル』は夜廻り猫見習いとして平蔵さんとは違うアプローチの仕方で人々を励まそうとしますが、時々うざい・・・。でもかわいい。

最初は「なんか厚かましくてあまり可愛くないキャラだな〜」なんて思っちゃってたんです。でもそんな気持ちが覆るエピソードが盛りだくさん!

雨の中を人々が転ばないように自分のスカーフで道を拭く姿に「何この子ーーー!」とワカルの良さを見抜けなかった自分に腹が立ちましたよ!こんなにいい子だなんて!ちょっとだけお調子者だっただけなんだよね。

そしてワカルの大事なスカーフをみみずくに奪われてしまった時も決して頭ごなしに「返せ」とは言わず、返ってきた時は愛おしそうにスカーフを抱きしめる・・・ワカルってこんなに根っこが優しいんだ・・・。こんな姿を見せられたら、どうりでワカルのファンが急増したはずよ。

「たしけて〜」(助けて)「ねばぎば」(ネバーギブアップ)などの深谷先生のTwitter内で大流行した『夜廻り猫流行語』もワカルが発した言葉だったんです。これらも2巻に掲載されています。

もちろん私はワカルの「たしけて〜」の定期入れもゲット済みです。かなり使い込んでますが。(にっこり)

『夜廻り猫』3巻の私のオススメ!見どころは。

次は3巻ですね!この3巻には私の思いが込み込みなのです!

まず表紙をめくったら・・・。

じゃ〜ん!
深谷先生のサイン入り〜!!嬉しさのあまり涙が止まらなくなるあかんやつやー!!

神戸のサイン会でいただきました!その時の話はまた後日書かせてくださいね!

『夜廻り猫』3巻の感想は、全体的にキャラクター達の成長だと思いました。

永沢家のラミーちゃんは遠慮ばかりしてなかなか自分からわがままを言えませんが、家族からはお誕生日を決めてもらえたり、自分専用の首輪を作ってもらったり、お父さんもお母さんもラピ姉ちゃんも愛情たっぷりに接してくれています。

ワカルはどんどん積極的に困っている人の台所で料理を頑張ってるし、ちゃんと人の役に立ってる気がする。

深谷かほる先生のご友人のしづさんホコリちゃんと家族になった実話もあります。そして読者の方のエピソードを募集して先生が8コマに描いてくださった話が十数ページ続くのですが、ほんっと深谷先生って天才だと思う。

漫画を描くのに8コマって物凄く難しいんです。たったの8コマにあれだけのエピソードを詰め込むには高度な技術を要します。残すセリフ、捨てるセリフを考えて動きも無駄にならないようにキャラを動かして・・・。

しかも深谷先生はその難しい8コマで読者を泣かせるんです!感動させるんです!すごくないですか!?

いえ元々長編漫画の世界で描いてらしたので構成力はプロ中のプロなのはわかっていますが、もうあの構成力は元々の才能なのか、それでも少しは構成にかける時間を取ってらっしゃるのか、私自身が苦手なだけにもうもう尊敬、尊敬なのです。

我が家のエピソードも応募してみようかな。採用されたら天国にいるコが平蔵さんと共演してくれるなんて素敵!夢みたいです・・・。

『夜廻り猫』4巻の私のオススメ!見どころは。

4巻ともなると、安定・安心のキャラ達の活躍ですが、それでもまだまだ新たな仲間が登場します。

初登場になるワカルの親戚達『雑巾野郎』!!辛い思いをしている人の元へ猫5匹が一台の大型バイクに乗って現れます。嫉妬や腹が立つという気持ちを「汚れている」と思っている女性の元に「汚れるのは生きている証拠」と言って「雑巾リバティ〜」「リスペクト雑巾〜」と言って心の掃除をしてくれます。さすがワカルの親戚!みんなキャラが濃い〜(笑)

ワカル自身はすっかり人間のさっちゃん宅にいますね。居心地が良さそうです。何よりさっちゃんてば優しい。ワカルの良き理解者です。

そして!Twitterで続きが早く読みたくて読みたくて仕方がなかった捨て犬の『ラブ殿』のお話も掲載です!!

この『ラブ殿』は飼い主にフード一袋と一緒に捨てられたのに、決して飼い主のことを恨みはしない。反対に飼い主の事情を考え幸せを願うそんな健気で切ないワンコ・・・。

もう「続きは〜!」と毎晩悶えました。幸せになって欲しくて「どうにかして先生〜」という気持ちで切なかった。そこに登場したのはラブ殿の登場より15話前に登場していた青年。平蔵さんが「縁談は心がけとく」と約束していた心優しい青年でした。

ラブ殿は最初に登場した時よりも数話後になるほどどんどん痩せていって骨と皮しかない程になってしまっていたので、「深谷先生早く〜」と祈っていました。青年によってラブ殿は救われるのですが、平蔵さん本当に青年にいい縁談をー!!

最後に:平蔵さんへの愛が止まらないよ!どうしよう。

正直「私って寂しかったのかな」と思ってしまった程の『夜廻り猫』。一冊を読み終える前に涙が溢れて休憩を繰り返し、なかなか最後まで読めないのです。しかもすでにTwitterで読んでいるのにも関わらずですよ。

一冊の中に考えさせられる言葉がたくさんあります。優しさって何?愛情って?人間の本質は?などなど・・・。8コマに込められているメッセージが多いのです。

そして心に響くページはその人それぞれだと思うのです。似たような経験をしたとか、こんな風に思えたら・・・とか、それぞれ考えるきっかけになるエピソードは違うのかも。それだけ多くの話が詰め込まれているのです。

そのエピソードをひとつひとつ見ている平蔵さん。平蔵さんは人間だと何歳くらいなのだろう・・・。平蔵さん自身も辛さで「おうおう」と声をあげて泣くときもある。決して完全無欠のヒーローではないのです。

猫だけど・・・とても人間臭い。顔は怖いから口で「にっこり」と言ってみて怖がられないように努力もしてるけど。平蔵さん自身が辛い経験を沢山してきた故の夜廻りなのか。自分なら少なからずとも理解してあげられる・・・。そんな思いなのかな。

いえ、平蔵さんはそんな「理解してあげる」なんておこがましいと思ってるかもしれない。初代重郎さんに「来年も会おう」と言われて仲間の無事を真剣に願う平蔵さん。

いつも一緒にいる二代目重郎(じゅーろ)があんなにいい子に育っているのは平蔵さんのお陰です。ニイのお陰でももちろんありますね!

そんな平蔵さんが好きで好きで好きで・・・。いつか平蔵さんに平和で安らかな日々が訪れますように。その前に一度私の元へも来てください。待っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。